外壁塗装の塗料を徹底比較!シリコン・フッ素・無機の違いと選び方

外壁の塗料ってたくさんあってどれを選べばいいか分からない・・・

コスパは?トータルコストは?選ぶ基準を教えてほしい

業者の提案を信用してしまって大丈夫?

「そろそろ外壁塗装を」と考えてはいるけど、そもそも塗料の種類が多くてよく分からなかったり、我が家に合う塗料はどれなんだろうと不安になりませんか?
業者にお任せする前に、まずは塗料について基本的な知識を知っておきませんか?
そのうえで業者と相談する事で、より適正な工事を受けられ結果的に満足へと繋がります。

今回は塗料の種類と特徴について解説します。
この記事を読めば、塗装の専門知識が無くても基本的な塗料の見分け方が分かるようになります。


塗装業者はプロだからお任せすれば大丈夫だろうと思うかもしれませんがちょっと待って!
業者だからといって必ずしも専門知識を持っているとは限りません。

外壁塗装を扱う業者にも様々なタイプがあり、その全てが塗装という専門分野に詳しいわけではありません。

詳しくはこちらで解説しています
正しい塗装業者の選び方

最低限知っておきたい基礎知識を身につけたうえで、業者との打ち合わせにのぞむことができれば
より理想の外装リフォームが実現できるでしょう。

外壁塗装 足場とメッシュシート

外壁塗装の塗料は何が違う?結論から解説

外壁塗装を検討していると、「どの塗料を選べばいいのか分からない」と悩む方は多いのではないでしょうか。

塗料は種類によって、耐久性・価格・性能が大きく異なります。

結論からお伝えすると、選び方の目安は以下の通りです。

  • コストを抑えたい → シリコン塗料
  • 長持ちさせたい → フッ素塗料
  • とにかく耐久性重視 → 無機塗料

まずはこの基準を押さえておくことで、塗料選びで失敗するリスクを減らすことができます。

塗料の種類

グレードの高い順に、無機塗料・フッ素塗料・ラジカル塗料・シリコン塗料・ウレタン塗料・アクリル塗料と主に6種類が使用されています。
ひとつずつご紹介します。

無機塗料

 耐用年数が20年以上と群を抜いて耐久性に優れているという特徴を持つのが無機塗料です。炭素を含まない無機物質を主成分としているため紫外線に強く劣化しにくく高いグレードを誇ります。
メリット:長く建物の美観を維持できる
デメリット:有機塗料に比べ硬く、ひび割れしやすい

\無機塗料について詳しく知りたい方はこちら/

無機塗料と有機塗料の違いとは?

外壁・屋根塗装で後悔しない塗料選びの基礎知識 外壁塗装や屋根塗装を検討すると、「無機塗料」「有機塗料」という言葉を耳にすると思います。 でも実際には、「名前は聞いたことがあるけど違いが分からない」「業者の説明が難しい」と […]

フッ素塗料

 無機塗料と並ぶハイグレードの塗料です。耐用年数が15~20年と長く非常に耐久性に優れているといえます。
雨や紫外線にも強く付着した汚れも雨で流れやすいという特徴からスカイツリーなどの公共施設や高層ビルなどにも使用されています。
メリット:耐久性がある、耐用年数が長い、汚れにくい
デメリット:価格が高い、塗料の耐久性は良いが不随するシーリングなどが先に劣化する

ラジカル塗料

 2015年に開発された比較的新しい塗料です。塗料のベースはシリコン樹脂系・アクリル樹脂系など従来の塗料で、そこに特殊な成分を配合する事でラジカル塗料になります。
一番の特徴としては比較的安価で高性能というコストパフォーマンスに優れている点です。
紫外線や水分などが顔料に接触し起こる劣化因子「ラジカル」を抑える効果があります。
メリット:高いコストパフォーマンス
デメリット:新しい塗料のため実績が少ない

シリコン塗料

 外壁の塗装としては最も主流な塗料です。シリコンを含有しているため汚れがつきにくくまた落ちやすいという性質があります。防カビや防藻にも高い効果があります。
主流及び人気なため、各メーカーから発売されており商品のラインナップが豊富な点も特徴といえます。
メリット:価格と耐久性のバランスが良く、コストパフォーマンスに優れています。
デメリット:他の塗料に比べ塗膜が硬いためひび割れが起こりやすい

ウレタン塗料

 密着性や伸縮性に優れているため外壁だけでなく車や家具など汎用性の高い塗料です。
ツヤがあり高級感のある仕上がりになります。また価格も手ごろで柔らかい塗料のためひび割れしにくいという特徴もあります。耐久性が高くないため近年は雨樋などの付帯部を中心に使用される事が多いです。
メリット:価格が手ごろでひび割れしにくい
デメリット:耐用年数が短く7~10年程度

アクリル塗料

 アクリル樹脂を主成分とした塗料です。発色の良さと光沢のある仕上がりが特徴です。
圧倒的な価格の安さが魅力ですが耐久性は低く、現在の住宅塗装にはあまり用いられていません。ただ、使用箇所や使用目的によってはアクリル塗料が適している場合もあります。
メリット:一般的に住宅塗装に使用される塗料のうち最も安価
デメリット:紫外線に弱く劣化が早い為頻繁な塗り替えが必要

主要塗料3種類を抜粋して一覧にしました。

塗料の種類耐久年数費用目安特徴
シリコン塗料約10〜13年コストと耐久のバランスが良い
フッ素塗料約15〜20年やや高い長期間メンテナンス不要
無機塗料約20年以上高い非常に高い耐久性

失敗しない塗料の選び方

塗料選びで失敗しないためには、「どれが良いか」ではなく「自分に合うか」で判断することが重要です。

例えば、

  • 初めての塗装 → シリコン塗料
  • 長く住み続ける予定 → フッ素塗料
  • メンテナンス回数を減らしたい → 無機塗料

このように、ライフスタイルに合わせて選ぶことで、後悔のない選択ができます。

最適な塗料を選ぶ基準

外壁によって選ぶ塗料は変わる?素材別の最適な選び方

外壁の素材によって、適した塗料の種類は大きく異なります。
同じ「シリコン・フッ素・無機塗料」でも、外壁との相性によって耐久性や仕上がりに差が出るため注意が必要です。

■ モルタル・コンクリート外壁の場合

モルタルやコンクリートは、ひび割れ(クラック)が発生しやすい素材です。
そのため、塗料には柔軟性(伸縮性)が求められます。

  • シリコン塗料 → コストを抑えつつ対応可能(弾性タイプ推奨)
  • フッ素塗料 → 耐久性を上げつつひび割れにも対応
  • 無機塗料 → 高耐久だが硬いため下地との相性に注意

👉 ひび割れが多い場合は「弾性塗料」を選ぶことが重要です。

■ 窯業系サイディングの場合

現在主流の外壁材である窯業系サイディングは、防水性と通気性のバランスが重要です。

  • シリコン塗料 → コストと性能のバランスが良く最も一般的
  • フッ素塗料 → 長期間メンテナンスを減らしたい方におすすめ
  • 無機塗料 → 紫外線に強く、色あせしにくい

👉 サイディングは塗料との相性が良いため、目的に応じてグレードを選びやすい素材です。

■ 金属系サイディング・トタン外壁の場合

金属系の外壁は、サビ対策が最も重要になります。

  • シリコン塗料 → 下地処理(防錆)が前提で使用可能
  • フッ素塗料 → サビに強く、長期間保護できる
  • 無機塗料 → 高耐久だが下地処理がより重要

👉 どの塗料でも防錆処理(サビ止め)が必須です。

■ 塗料選びで失敗しないための重要ポイント

塗料選びでは、外壁材だけでなく「現在の塗膜」との相性も非常に重要です。
前回使用された塗料の種類や劣化状態によっては、密着しにくい塗料もあるため、塗り替え前の調査が欠かせません。

外壁の素材や状態を正しく見極めて塗料を選ぶことで、仕上がりの美しさと耐久性が格段に変わってきます。

コストパフォーマンスで決める

 単に価格だけでなくコストパフォーマンスで決めるのがおすすめです。たとえば、コストだけで見るとアクリル塗料がもっとも安価ですが、耐久性に欠けるため、メンテナンスの頻度が高くなってしまいトータルコストとしては高くなります。

また、反対に高価格帯の塗料が必ずしも優れているとは限りません。塗料選びに迷ったら、中価格帯の「シリコン塗料」や「フッ素塗料」を選ぶのもひとつの方法です。

価格だけでなく耐用年数を加味して、長期的な視点でコスパがいい塗料をご検討ください。

地域性や重視したい機能を絞り込む

長野県は、寒暖差が大きく、冬場の凍害や紫外線の影響を受けやすい地域です。
そのため、耐久性の高い塗料を選ぶことが重要になります。

特に、外壁の劣化を防ぎたい場合は、フッ素塗料や無機塗料など、耐候性に優れた塗料を選ぶことで、長持ちしやすくなります。

地域の気候に合った塗料を選ぶことが、建物を長く守るポイントです。

また、機能性を重視するなら、遮熱・断熱効果のある塗料を選べば、夏は涼しく冬は暖かくなり、光熱費の削減にもつながります。
そのほかにも、セルフクリーニング機能付き塗料なら雨で汚れが落ちやすく、美観を長く保てます。住まいの環境や目的に応じた機能性を見極めることが、賢い塗料選びのポイントです。

塗装のタイミングや費用も確認しておきましょう

塗料選びとあわせて、塗装のタイミングや費用についても理解しておくことが大切です。

外壁塗装のタイミングについて詳しくはこちら
外壁塗装の費用相場はこちら

事前に知っておくことで、無駄な出費や失敗を防ぐことができます。

まとめ

このように塗料にはたくさんの種類があり、それぞれに性質が異なります。
一口に住宅塗装といってもその目的や仕上がりイメージによって使用する塗料を区別しなければなりません。
実際には見積もり金額を安く済ませるために、目的に適さない塗料を提案してくるという悪徳業者も存在します。
大切な事はまずしっかりと劣化診断を受け、現状を把握しましょう。
そこからプロの目で自分の家に適した塗料を提案してもらう、そしてなぜその塗料が適正かを説明してもらいましょう。

外壁塗装で失敗したくない方は専門業者へ相談を

塗料選びは、建物の状態や環境によって最適な選択が変わります。

信州ワークスでは、無料点検を行い、建物の状態に合わせた最適な塗料をご提案しています。

「どの塗料を選べばいいか分からない」「まずは相談だけしたい」という方も、お気軽にご相談ください。

足場架設