屋根のサビ対策完全ガイド!放置すると何が起きる?
屋根は家を守る重要な部分であり、外部からの天候や雨風にさらされるため、年々劣化が進みます。
その中でも特に気を付けるべきなのが「サビ」の問題です。特に金属製の屋根は、湿気や雨水によりサビが発生しやすく、放置すると家全体に悪影響を及ぼすことがあります。
普段あまり気にする機会がない屋根。そのため気が付いた時には手遅れというケースも・・・。修繕に高額な費用がかかったり、修繕不可能になる前にできることをしたいですよね。
この記事では、屋根のサビを放置することで起こり得る問題について詳しく説明し、その対策方法についても紹介します。

屋根のサビが発生する原因
屋根のサビは、主に鉄や鋼などの金属製の屋根材に発生します。これらの金属は、酸素や水分と反応することで酸化鉄(サビ)を形成します。具体的な原因としては以下のようなものがあります。
雨水や湿気
雨水が屋根に長時間残ることで金属部分が湿気を帯び、酸化反応が進行します。
塩分や汚れ
海に近い地域では、潮風に含まれる塩分が金属の表面に付着し、サビを引き起こすことがあります。また、屋根に溜まったゴミや汚れも湿気を引き起こし、サビの原因となります。
温度差
屋根の表面と空気の温度差が激しい場合、結露が発生し、これもサビの原因になります。
サビを放置した場合のリスク
屋根にサビが発生した場合、そのまま放置してしまうと以下のような問題が起こる可能性があります。
屋根材の腐食と劣化
サビが進行すると、金属屋根は腐食していきます。
金属自体が劣化し、強度が低下するため、最終的には穴が開いたり、屋根が崩れたりすることもあります。特に、屋根は家を守るための防御壁であり、屋根の劣化は家全体の安全性に直結します。屋根が腐食すると、雨漏りなどの問題を引き起こす恐れがあるため、早期の対策が必要です。
雨漏りの原因
サビが進行すると、屋根材に小さな穴が開くことがあります。この穴から水が侵入すると、内部の天井や壁にダメージを与えることになります。雨漏りが続くと、室内の構造部分が腐食したり、カビが発生したりすることもあります。雨漏りの修理費用は非常に高額になるため、サビを放置せず、早めに対処することが大切です。
美観の損失
サビは見た目にも大きな影響を与えます。特に住宅街では、外観が重要視されることが多いため、屋根にサビが広がると家の印象が悪くなります。見た目の問題だけでなく、周囲の家との調和を欠く可能性もあり、売却や賃貸に影響を及ぼすことも考えられます。
節電効果の低下
屋根にサビが広がると、熱を吸収しやすくなり、屋内の温度が上昇することがあります。特に夏場においては、屋根のサビが熱を引き寄せることで、エアコンの効率が悪くなり、電気代が増加する可能性があります。これにより、快適な生活環境が損なわれ、冷暖房費用の負担が大きくなることもあります。
屋根のサビを予防・修理する方法
屋根のサビは、早期に発見し対策を講じることで、その進行を防ぎ、家を守ることができます。以下の方法でサビの発生を予防し、修理を行うことが可能です。
定期的な点検と掃除
屋根にゴミや汚れがたまると、湿気がこもりやすくなり、サビが発生しやすくなります。定期的に屋根を点検し、掃除を行うことでサビの予防が可能です。また、特に雨水が溜まりやすい場所を確認し、適切に排水を行うことも重要です。
防錆塗料の塗布
サビの発生を防ぐためには、防錆塗料を塗布する方法が効果的です。防錆塗料は金属表面に保護膜を形成し、酸化を防ぎます。特に古い屋根材や鉄板の屋根には、定期的に防錆塗料を塗り直すことをお勧めします。これにより、サビの進行を抑えることができます。
早期修繕
もしサビが発生してしまった場合、早めに修理を行うことが重要です。小さなサビのうちに対処すれば、大掛かりな修理を避けることができます。専門業者に依頼し、サビ部分を除去し、再度塗装を施すことで、屋根の寿命を延ばすことができます。
屋根の交換
サビが非常に進行してしまった場合や修理が難しい場合、屋根の交換を検討する必要があります。屋根材の交換は大きな費用がかかるため、早期のサビ対策を行うことで、最終的な交換を避けることができます。
まとめ
屋根のサビは見逃すと、家全体に深刻な影響を与える可能性があります。サビの進行を防ぐためには、定期的な点検と掃除、防錆塗料の塗布、早期修理などが効果的です。小さなサビの兆候を見逃さず、早期に対処することで、家の安全性を守り、美観を保つことができます。サビの放置は後悔を招くことになるので、こまめなメンテナンスを心掛けましょう。


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